為替レート(理論)徹底解説:日米金利差が開くと円安になるって本当? 利上げで円高になるの? 円高・円安の原因は?

為替レートは金利差でも購買力平価でも短期には読めない。21世紀は一部通貨で事後の説明が改善したが予測ではなく、日本円とスイスフランはその改善からも外れている。

0:00 はじめに
2:28 金本位制の終わり=予測不能へ (Isard, 1995)
4:50 物価説も金利説も説明できない (Isard, 1995等)
10:36 良くできた理論でも読めない (Obstfeld & Rogoff, 2000等)
12:41 均衡ですら方法で答えが変わる (Isard, 2007)
14:57 21世紀はやや説明できる (Engel and Wu, 2024)
18:10 円とスイスフランは今も無理 (Engel and Wu, 2024)
20:34 何が言えて何が言えないか

【経済学101】
チャールズ・エンゲル&スティーブ・パク・ユン・ウー「為替レートモデルは思われているより優れている。昔はうまく機能しなかった理由」(2024年9月6日)

【出典】
・Peter Isard『Exchange Rate Economics』(1995、邦訳『為替レートの経済学』)
・Maurice Obstfeld and Kenneth Rogoff, Exchange Rate Dynamics Redux, NBER Working Paper 4693, 1994

・Peter Isard, Equilibrium Exchange Rates: Assessment Methodologies, IMF Working Paper 07/296, 2007

・Charles Engel and Steve Pak Yeung Wu, Exchange Rate Models are Better than You Think, and Why They Didn’t Work in the Old Days, NBER Working Paper 32808, 2024

・Richard A. Meese and Kenneth Rogoff, Empirical Exchange Rate Models of the Seventies: Do They Fit Out of Sample?, Journal of International Economics, 1983
・Maurice Obstfeld and Kenneth Rogoff, The Six Major Puzzles in International Macroeconomics, NBER Macroeconomics Annual 15, 2000

4 件のコメント

  • 大変勉強になりました。その一方で、Itskhoki and Mukhin Exchange Rate Disconnect in General Equilibrium (2021)をどう捉えているのか気になります。

  • 少し昔に議論なさっていたと記憶していますが、客観的には不十分な予測を予言として扱いたがる立派な肩書を持った方々やメディアがいて、その方々が政策へ提言をした場合に、具体的に責任を負える仕組みがはたしてあるのかという点は、もう少し議論されて良いことかもしれませんね

    最も、ポジショントークをしたいだけの人やメディアにとっては、そのような議論をする場を設けるインセンティブはほぼ皆無なので、これからもあまりオープンに議論されないかもしれませんが……

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です