FX会社が公表しているスワップポイントの金額は、どのくらいの頻度で書き換えられているのか。円が絡む通貨ペアで、比べられる形にそろえた4,370回の比較のうち、値が別になっていたのは962回で22.0%でした。公表値ごとに分けると11.7%から42.7%まで、3倍を超えて開いています。2026年7月28日から8月26日まで、記録のある22日ぶんの実測です。
説明欄の数字は、2026年9月24日に記録の誤りを直し、数え直したものです。動画の中の数字は、直す前のままです。違う数字は、下の【訂正】にまとめています。
■ 何を1回の書き換えと数えたか
・毎営業日、10社が公表している数字を機械で自動収集しています
・各社が公表している金額には、何日分かがまとまって入っています(付与日数)。3日分としてまとまった日は、会社が何も動かしていなくても、前の日のおよそ3倍の数字で出ます
・そこで、付与日数が1日分として出た日だけを残し、残った日どうしを記録の順に比べました。金額を割って直すのではなく、条件のそろった日だけを取り出す形です
・前の値と違っていれば、書き換えを1回と数えます
・記録が4日を超えて空いた箇所は比べません。そのあいだに動いて元へ戻ったのか、ずっと同じだったのかが、記録から出てこないからです。今回そこで比べなかった箇所は16でした
・外したものも数えて残します。品質の印が付いて落とした観測が2行、こちらで毎日の為替レートを使って円に直している系列が20本です
・数えた系列は654本。会社ごと・コースごと・通貨ペアごとに、買いと売りを別に数えた本数です。1社が2つの区分を出しているため、公表値の本数は社数より1つ多く11本になります
・円が絡むペア(324系列)とクロスペア(330系列)は混ぜません。円が絡むペアは各社が公表している金額がそのまま円なので、数字が違えばその会社が書き換えたことになります。円が入らない組み合わせは円に直す計算が挟まるので、為替が動くだけでも数字が動きます
■ 全体では、どれくらい動いていたか
・円が絡むペアは、比較4,370回のうち962回が変化=22.0%
・クロスペアは、比較4,980回のうち2,394回が変化=48.1%
・並べても、こちらのほうがよく書き換えている、とは言えません。片方は為替が動くだけでも数字が動きます
・22.0%は324本をまとめて割った値です。1本ずつがこの割合で動いていたわけではありません
■ 公表値ごとに分けると
・円が絡むペアで率を出せた公表値は11本(比較が100回に満たない公表値は率を出していません)
・高い順に、こうなりました。
42.7 / 36.7 / 32.5 / 24.7 / 21.2 / 21.0 / 19.1 / 17.3 / 12.8 / 12.7 / 11.7(%)
・上の端は比較356回のうち152回、下の端は比較496回のうち58回。3倍を超える開きです
・11本の比較を足すと4,370回、変化を足すと962回になります。全体の22.0%はこの11本を合わせた値で、どれか1本を代表として選んだ数字ではありません
・よく動いているほうが実際の金利に近い、とも、あまり動かないほうが落ち着いている、とも言えません。分かるのは、動いた回数の割合が公表値ごとに違うという形だけです
■ その順位は、別の種類のペアでも同じか
・クロスペアで率を出せた公表値は9本です。高い順に、こうなりました。
78.5 / 75.3 / 72.5 / 57.5 / 36.2 / 21.9 / 18.2 / 14.3 / 13.5(%)
・円が絡むペアでいちばん動いていなかった公表値(11.7%)は、クロスペアでは75.3%。9本のうち上から2番目でした
・円が絡むペアで上から2番目だった公表値(36.7%)は、クロスペアでは14.3%。9本のうち下から2番目でした
・「書き換えない会社」という呼び方は、この記録では成り立ちませんでした。その順位は会社についているのではなく、どちらの種類のペアで数えたかについています
・入れ替わった理由は、この数え方からは決まりません。2つの順位は、そもそも同じことを測っていないからです
■ 通貨ペアのほうを固定すると
・比較が50回以上あった円が絡むペアは18。そのうち13を高い順に並べます
・豪ドル円 53.6
/ 米ドル円 49.7 / 英ポンド円 46.4 / NZドル円 45.4 / 南アフリカランド円 32.1 / カナダドル円 27.2 / ユーロ円 24.2 / スイスフラン円 20.1 / シンガポールドル円 11.6 / メキシコペソ円 7.9 / ポーランドズロチ円 6.2 / 香港ドル円 6.0 / 中国人民元円 4.7(%)
・豪ドル円の53.6%と中国人民元円の4.7%で、10倍を超える開きです
・この順位も1つの平均です。ペアごとの率は、そのペアを出している公表値をぜんぶ足して割った値。公表値ごとの率は、その公表値が並べている通貨ペアをならした値。どちらも、片方の違いを平らにしています
・金利のほうが動いたのか、会社が上乗せしている部分が動いたのかは、公表された数字からは区別できません
■ 何回動いたかと、いくら動いたか
・動いた回の値幅の中央値は、円が絡むペアで3.0円、クロスペアで1.0円(1万通貨あたり・1日あたり)
・回数の割合と、動いた大きさは別の数字です。22.0%という値の中に、いくら動いたかは入っていません
・真ん中の値というのは並べたときの中央の1つで、そこから離れた大きさの記録も、同じ集計の中にあります
■ その数字は、いつまで同じだったか
・ある日の値を取り、その先7日以内の記録で1度も変わらなかった割合は、円が絡むペアで57%(3,408の地点で数えています)
・14日以内では47%(2,128の地点)。半分近くは2週間たっても同じ値で、残りの半分では、そのあいだに動いています
・クロスペアは7日以内で25%、14日以内で13%でした
・目の前の1つがどちらなのかは、この数え方からは決まりません
■ この数え方が言っていないこと
・数えたのは公表値の数字が変わった回数で、受け取る額でも支払う額でもありません
・変わった理由は、公表値からは区別できません
・比べたのは1日分として出た日どうしで、まとめて付いた日は残していません
・記録は22日ぶんで、長い期間をならした結果ではありません
・動きは上にも下にも起きていて、この回では方向を数えていません
・よく書き換えている公表値を避けるほうがよい、とも言えません。よく書き換えた、という記録があるだけです
・口座を持っている人が実際にいくら受け取ったか、いくら支払ったかは、この集計に入っていません
■ 頻度の数字を見るときに確かめられること
・その率は、どちらの種類のペアで数えたものか
・比べた回数はいくつか
・いつからいつまでの記録か
■ 豪ドル円の一覧(会社名つき・毎営業日更新・登録なし)
■ 通貨ペア別のデータ一覧(自分の見ているペアを探せます)
■ 会社ごとの書き換えの頻度を、別の期間の取り方で数えた文章版(窓が違うので、数字はこの動画と一致しません)
■ 算出方法(単位のそろえ方・付与日数の扱い・数えない日の決め方)
【訂正】動画を公開したあとで、記録の誤りが分かりました。1社は、毎週火曜日の金額を、その日のうちに差し替えていました。私は、差し替える前の金額で記録していました(2026年9月24日に直しました)。直した記録で数え直すと、動画の中の数字のうち、次のものが違っていました(動画の数字 → 直した数字)。
・円が絡むペア全体で、値が変わっていた回数:961回 → 962回(割合の22.0%は同じです)
・クロスペア(円が入らない通貨ペア)全体で、値が変わっていた回数と割合:2,389回・48.0% → 2,394回・48.1%
・円が絡むペアで、値が変わっていた割合が下から2番目の公表値(会社・コースごと):12.3% → 12.7%
・クロスペアで、値が変わっていた割合がいちばん下の公表値:12.4% → 13.5%(直したあとも、いちばん下です)
・米ドル円で、値が変わっていた割合:50.3% → 49.7%
・南アフリカランド円で、値が変わっていた割合:31.8% → 32.1%
・ユーロ円で、値が変わっていた割合:23.5% → 24.2%
直したあとも、公表値の順位と通貨ペアの順位は変わりません。円が絡むペアとクロスペアとで公表値の順位が入れ替わる、という動画の結論もそのままです。次の数字も、動画の中の数字と同じです。
・値が動いたときに、いくら動いたか(中央値):円が絡むペアで3.0円、クロスペアで1.0円
・7日のあいだ、値が同じままだった割合:円が絡むペアで57%、クロスペアで25%
・14日のあいだ、値が同じままだった割合:円が絡むペアで47%、クロスペアで13%
数え直しは、動画と比べられるよう、撮影した8月26日までに届いていた記録だけで行っています。
訂正の記録
0:00 はじめに
1:35 何を1回の書き換えと数えたか
3:38 全体では、どれくらい動いていたか
4:29 掲示によって違うのか
5:44 その並びは、別の種類のペアでも同じか
7:18 通貨ペアのほうを固定すると
8:46 何回動いたかと、いくら動いたか
9:30 その数字は、いつまで同じだったか
10:43 この数え方が言っていないこと
実測日: 2026年7月28日から8月26日までに記録した実測です(記録のある日22日・付与日数が1日分として出た日どうしの比較・1万通貨あたり1日あたり)。2026年9月24日に、1社の火曜日の金額を直した記録で数え直しました(上の【訂正】)。
音声: AivisSpeech: コハク
数値は取得時点の実測で、将来を保証しません。取引の判断はご自身で行ってください。投資助言ではありません。
スワアビラボ編集部
#スワップポイント #FX #スワップ改定



この回で数えたのは、書き換えが起きる頻度でした。今度は、1回の書き換えの大きさのほうを数えました。2026年8月2日から31日、10社の公表値で2,073件。小さい順に並べた真ん中は1.00円、最大の1件は233.90円でした。円の額では234倍に見える開きを、水準に対する比率でそろえ直すと約13倍まで縮む話も入っています。
単位は1万通貨あたり・付与日数で割った1日あたりです。取得時点の実測で、将来を保証しません。