【実測】スワップポイントは1位が変わらなくても金額は動く|62通貨ペアで数えたら順位が不動の39ペアのうち30で水準が動いた

1位に出ている会社がずっと同じだった通貨ペアが39ありました。そのうち30ペアでは、その1位が出している金額のほうは動いていました。順位の表は、順位が変わったときしか見た目が変わりません。同じ会社が1位のまま金額を下げても、表は同じに見えます。その差がどれくらいあったのかを、62通貨ペアで数えました。毎営業日、FX10社の公表値を機械で自動収集しています。

0:00 はじめに
1:20 1位の金額を、どう数えたか
2:30 全体では、2回に1回近く動いていた
3:34 順位が動かないペアで、金額はどうだったか
5:26 本当に止まっていた9ペア
6:19 反対の端——比較のすべてで動いたペア
7:08 下がった回数と、上がった回数
7:55 どれくらいの幅で動いたか
8:38 なぜ順位だけでは足りないのか
9:18 この数字で言えないこと

■ 数え方(この動画で使っている定義)
・ある観測日に、その通貨ペアでいちばん高い掲示の金額を取り、次に記録できた日の同じ取り方の金額と比べます
・同じならゼロ、違えば変更を1回と数えます。見ているのは会社ではなく、その日いちばん高い掲示がいくらだったかという数字だけです
・金額はすべて1万通貨あたりに直します
・付与が1日分の観測だけを使います。3日分がまとまって付いた日を混ぜると、金額が変わったのか日数が変わったのかが分からなくなるからです
・記録が空いた箇所は数えません
・円に換算する計算が挟まる系列は使いません
・比較が3回に満たないペアは別枠にします。今回その別枠に落ちたペアはなく、62ペアすべてを数えています
・期間の終わりは2026年8月18日です。そこが全社の掲示がそろった最後の日で、まだ出していない会社がある日を入れると、その会社が出していないだけで1位の額が下がったように見えてしまいます

■ 全体では、こうなりました
・買い(受け取り)の1位の額が動いたのは 382回 / 857回 = 44.6%
・売り(支払い)は 416回 / 857回 = 48.5%
・ペアごとに率を出して真ん中を取ると、買いで40.0%、売りでおよそ46%
・ペア単位では、62のうち52で1位の額が動き、1度も動かなかったのは10ペアでした

■ 順位の動きと重ねると、こう分かれました(買い・62ペア)
・順位も金額も動いた 22ペア
・順位は動かず、金額だけが動いた 30ペア
・順位も金額も動かなかった 9ペア
・順位は動いたのに、金額は動かなかった 1ペア
・つまり、1位が1度も替わらなかった39ペアのうち、金額も止まっていたのは9ペアだけです
・売りでも同じで、1位が替わらなかった35ペアのうち、金額も動かなかったのは8ペアでした

■ 本当に止まっていた9ペア
・ブラジルレアル円、チェココルナ円、ユーロ・カナダドル、香港ドル円、ハンガリーフォリント円、イスラエルシェケル円、ポーランドズロチ円、スウェーデンクローナ円、シンガポールドル円
・9つのうち8つは円との組み合わせで、しかも取引量の少ない通貨に偏っていました
・ただし残りの1つ、ユーロとカナダドルには円が入りません。円建てだから止まる、という話ではありませんでした
・動かないことが有利を意味するわけでもありません。見直されなかったという事実があるだけで、その金額が大きいのか小さいのかは、この数え方からは出てきません

■ 反対の端——比較のすべてで金額が動いたペア
・1位が1度も替わらないのに、記録できた比較のすべてで金額が動いたペアが4つありました
・スイスフラン・メキシコペソが15回、英ポンド・トルコリラが15回、スイスフラン・南アフリカランドが14回、ユーロ・南アフリカランドが14回
・いずれも比較した回数と同じで、記録できた隣り合う日のすべてで金額が変わっています
・同じ「1位はずっと同じ」でも、まったく止まっているペアと、記録できた日のたびに動いているペアがあります

■ 順位が動いても、金額が動いたとは限りません
・ノルウェークローネ円では、1位が3回入れ替わっているのに、その1位の金額は最初から最後まで12円のままでした
・同じ金額を複数の会社が出していて、どれが1位として拾われるかだけが入れ替わっていた形です

■ 下がった回数と、上がった回数
・買いの1位の額が動いた382回のうち、下がったのが207回、上がったのが175回
・売りは下がったのが192回、上がったのが224回で、買いとは逆でした
・この期間については買いで下げのほうが多くなりましたが、記録できた1か月のあいだの話です。この期間に政策金利の変更はまたいでいません

■ どれくらいの幅で動いたか
・期間中いちばん高かった額といちばん低かった額の差を初日の額で割り、62ペアで並べて真ん中を取ると、買いで4.0%、売りで5.2%
・回数では2回に1回近く動いているのに、幅の真ん中は数パーセントです。小さく何度も動いているペアが多い形になります
・中央値は真ん中に来た1つのペアの値で、そこから離れた位置にはもっと大きく動いたペアもあります

■ この数字で言えないこと
・1位の額は、掲示を読めた社の中でいちばん高い額でしかありません。読めなかった社があれば、その額も変わります
・数えたのは動いたかどうかであって、実際にいくら受け取れるかではありません
・記録は1か月ぶんなので、政策金利の変更はまたいでいません
・私が数えたのは1位の金額が動いたかどうかで、どの会社がよいかは、この数え方からは出てきません
・よく動くペアを避けたほうがよい、とも言えません。動きは下にも上にも起きています

■ 比較のたびに金額が動いていたスイスフラン・メキシコペソの掲示(会社名つき・毎営業日更新・登録なし)

■ 1位は替わったのに金額が動かなかったノルウェークローネ円

■ 通貨ペア別のデータ一覧(自分の見ているペアを探せます)

■ スワップポイントがどれくらいの頻度で書き換わっているかを、会社の側から数えた文章版

■ 算出方法(単位の揃え方・付与日数の扱い・数えない日の決め方)

実測日: 2026年7月22日から8月18日までの実測です(買いの1位=受け取りがいちばん大きい掲示/1万通貨あたり/付与が1日分の観測のみ/全社の掲示がそろった日まで)。
音声: AivisSpeech: コハク
数値は取得時点の実測で、将来を保証しません。取引の判断はご自身で行ってください。投資助言ではありません。
スワアビラボ編集部

#スワップポイント #FX #スワップ比較

1 個のコメント

  • 動画で「比較のすべてで金額が動いた」と言った4ペアのうち、いちばん幅が大きかったスイスフラン・メキシコペソを1つ置いておきます。

    記録できた16日すべてで1位は同じ会社でした。そのうえで掲示は1万通貨あたり1日で−357.60円から−300.70円まで、15回の比較の全部で動いています(下げ10回・上げ5回)。買いでも数字がマイナスなので支払う側で、この動きは負担が小さくなった向きです。

    そのあいだ、順位の欄は一度も見た目が変わっていません。

    2026年7月22日から8月18日までの実測で、将来の金額を示すものではありません。会社名つきの掲示は毎営業日サイトにまとめています。

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