Gold Today – 今日の金、略して「きょうきん」です。
きょうきんでは、 毎日ゴールドを中心に
20分で分かりやすく!!!
・リアルタイムの価格とチャート
・タイムリーな市場の声と地政学
・アンティークコインの魅力
について、お話ししています。
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金銀プラチナは相変わらずボックス圏で動いてますが、
テザーゴールドがとても興味深い値動きをしてます。
ちょうど200日移動平均を割ったところで反発してますね。
注目です。
今日は市場の声として3本お届けします。
1本目はもしかしたら中東の力が落ち、東アジアにパワーシフトが起きている予兆を示す事象。
従来、ドバイをゴールド取引のハブとしていたものをこれを飛ばして香港で直取引が起きている。
主体は中東とロシア系商人ですが、今後ペルシャ湾・アラビア湾の高リスク化が恒常的になると、この流れは不可逆的なものになるかもしれません。
2本目は1週間前の4月28日にきょうきんでお伝えした米国造幣局がコロンビアのマフィアから間接的にゴールドを調達していた、という話しのカナダ版です。
当然、ゴールドは溶かして混ぜれば原産地が分からなくなるのですが、今後技術的ブレイクスルーが必要な分野かもしれませんが、ますます国境による分断の傾向は強まるでしょう。
3本目はテクニカル分析です。きょうきんではあまり重視してませんが、この観点からゴールドの上値解放が近い、と見る人もいるようです。ご参考まで。
では1本目。
■ ## ドバイから香港への金輸入が急増 by DiscoveryAlert(5月4日)
**【背景・トリガー】** – イラン紛争が激化し、ペルシャ湾岸上空の航空路が事実上機能不全に陥った
– ゴールドは航空貨物依存度が極めて高い商品のため、航空路閉鎖の影響を即日受ける構造的脆弱性を持つ
– ドバイは2024年に1,392トン(市場価値1,000億ドル超)の金を輸入した世界屈指の金再輸出ハブだったが、この機能が急速に麻痺
**【香港への流入】**
– 2026年4月初旬以降、中東・ロシア系商人から香港市場に金が流入し始めた
– 香港金市場連合委員会(HKGX)会長チャン・タクホイ氏によれば、割引率は市場価格比15〜20%安、一部取引ではロンドン基準値比1オンス30ドル安に達する
– これは「需要の弱さ」ではなく、物流上の強制売却による典型的な価格行動
**【割引の発生メカニズム】**
– ドバイ経由の二段階ルート(ドバイ仲介業者→香港)が崩壊し、売り手が仲介業者を飛ばして香港に直接売却
– 仲介コスト排除によりより安値でも採算が合う構造
– 保管・金融コストの日々の積み上がりが、価格より決済速度を優先させる動機を生んでいる
**【売り手の内訳と香港選択の理由】**
– 中東系商人:ドバイを本来の流通拠点としていたが代替市場を緊急探索
– ロシア系金保有者:西側制裁でEU・米市場へのアクセスが制限されており、ドバイを中立的な再輸出拠点として活用していた層
– 香港選択の決め手:コモンロー下の契約履行の確実性、資本規制なし、紛争への地政学的中立性、大口物理的取引を吸収できる深い買い手ネットワーク
**【香港のインフラ優位性】**
– 税制優遇、金庫容量の3年以内2,000トン超への拡張計画、新規精錬所(Point Gold International等*)の整備が進行中
– シンガポールと比較して、地政学的中立性と拡張積極性で現時点では優位に立つ
**【裁定機会と市場の二重構造】**
– 香港のディスカウント物理金は、紛争収束後の再輸出で鞘取りが可能なアービトラージ機会を形成
– 一方でLBMA・COMEXでは有事の安全資産需要による価格上昇が継続し、グローバル基準価格とローカル物理価格が「二速市場」を形成している
**【需要の二重エンジン】**
– 供給側:物流混乱による実物デリバリー信頼性の低下→特定市場での希少性プレミアム
– 需要側:中東地域を中心とした投資家のゴールドアロケーション増加(リスクヘッジ)
– 金ETFへの記録的資金流入、中央銀行の継続的金購入も需要の構造的な底支えとして機能
【今後のシナリオ】香港への影響は以下の通り
・紛争の早期解決:一時的なフローのドバイ回帰
・紛争長期化(6〜18ヶ月):香港ルートの構造的定着
・ドバイインフラの恒久的毀損:長期的な市場シェア獲得
・マルチハブ均衡の出現:香港が恒久的に高シェアを維持
– 一度構築された香港との直接取引関係・物流ネットワークは、紛争終結後も完全には元に戻らない可能性が高い(供給網多様化の「部分的恒久化」パターン)
**【注視すべき指標】**
– 香港の公式金輸入統計
– ペルシャ湾岸の航空路回復状況
– 香港の金庫容量拡張の進捗
– ロンドンと香港の物理金価格収斂の有無(6ヶ月超の乖離継続は構造的供給圧力を示唆)
(*)きょうきん注:Point Gold International Ltd.の会社概要
**基本情報**
– 本社:中国・深圳に置く、金属精錬・金融取引サービス専門企業
– 生産・拠点:深圳、香港、鄭州、済南等に展開
**香港進出計画**
– 会長の黄文彬(Huang Wenbin)氏によれば、香港・大埔地区に8万平方フィートの敷地を賃借し、精錬所の設立を進めている
– 初期資本として1億5,000万米ドル(香港ドル換算で11億7,000万HKD)の投資を計画
– 現時点では金地金を深圳の精錬所で加工した後、香港に再輸出して国際取引に充てている。香港精錬所は設立後速やかにLBMA等の認定取得を目指している
**認定・資格**
– 深圳施設はすでに上海黄金交易所(SGE)およびLBMA(ロンドン貴金属市場協会)の認定取得済み
**事業領域**
– 原材料の調達・輸送・販売の総合ネットワークを持ち、多数の銀行・鉱山会社・ブランドと協力関係を構築。製造、宝飾、金融、貿易など幅広い産業に製品・サービスを提供
**補足**
記事中での同社の位置づけは、香港の精錬能力強化・海外精錬依存からの脱却を象徴する事例として言及されたもの。ただし同社はまだ香港精錬所の本格稼働前の段階で、現時点のLBMAグッドデリバリー認定精錬所としては引き続きHeraeus(独系)等が主力。Hong Kong gold hubの将来的な拡張を担う新興プレイヤーとして注目されている企業。
次に2本目。
■ ## カナダ王立造幣局(RCM)金地金の調達開示問題 by DiscoveryAlert(5月5日) (会員専用。詳細はこちら:)
・米国造幣局に続きカナダもマフィアに間接的資金供給
**■ 事件の概要**
**■ コンプライアンス構造の根本的問題**
**■ 混合ストリーム問題(Blended Stream Problem)**
**■ RCMの開示改革の内容**
**■ Bullion Genesisシステムの限界**
**■ 供給業者リスク分類制度の問題**
**■ 業界・規制への示唆**
**■ 理想的な検証フレームワーク(7段階)**
(*)きょうきん注:金の原産地追跡技術について、現在研究・実用化されているアプローチを整理した。
## 同位体・地球化学的指紋分析
## 人工マーキング技術
### ナノ粒子・分子タグ
### 希土類元素ドーピング
## ブロックチェーン+物理認証の組み合わせ
## 同位体マッピングデータベース構築
## 現状の技術的限界と課題
## 現実的な解決策の方向性 最も実効性が高いとされるのは**同位体指紋分析+義務的データベース照合+ブロックチェーン記録**の組み合わせ
最後に3本目。
■ ## 貴金属セクター:底値確認と次の上昇局面が目前 by MoneyMetals / Clive Maund(5月4日)(会員専用。詳細はこちら:)
■ ## 今日のアンティークコインは現代のアルゼンチン・コインです。
1982年アルゼンチンのマルビナス諸島コイン。
英国との困難な領土問題へのミレイ大統領の新たなアプローチ。
では、行ってみましょう!
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