【文化】ノーベル文学賞に、ヨン・フォッセさん

【文化】ノーベル文学賞に、ヨン・フォッセさん
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元スレ:
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概要:
スウェーデン・アカデミーは5日、2023年のノーベル文学賞を、ノルウェー出身の劇作家、ヨン・フォッセさん(64)に授与すると発表した。授賞理由は「彼の革新的な戯曲と散文は、言葉に出せないものに声を与える」としている。

 アカデミーによると、フォッセさんは1959年、ノルウェー西部ハウゲスン生まれ。戯曲や小説、詩集やエッセイ、児童書など、その執筆は幅広い。83年に自死をテーマにした作品「赤、黒」で作家としてデビューした。

 劇作家として名をはせたのは、99年にパリで上映された「だれか、来る」。不安や無力感といった負の感情を平易な言葉で表し、「現代演劇の革新者」とみなされるようになった。

 戯曲ではほかにも、「眠れ、よい子よ」「ある夏の一日」「名前」「スザンナ」などで知られる。小説家としては2021年に完成した「セプトロジー(7部作)」で知られ、高齢の芸術家が自らに語りかけるスタイルで描かれている。

 文学賞はアルフレッド・ノーベルの遺言に基づき、「文学界において、理想に近づくような、最も優れた作品を残した人物」に贈られる。

 1901年から昨年までに119人が受賞し、女性の受賞者は17人(14・3%)。日本人では、68年に川端康成氏、94年に大江健三郎氏が受賞した。また、日本生まれで英国在住のカズオ・イシグロ氏は2017年に賞を受けた。

 今年の賞金は1100万スウェーデンクローナ(約1億4500万円)。授賞式はノーベルの命日にあたる12月10日、ストックホルムで開かれる。

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