年初からのメキシコペソは、20営業日で3%程度の上昇率と、堅調な動きとなっています。
今年のメキシコの一大イベントは、6月2日に行われる大統領選です。財政支出を拡大したオブラドール大統領は不人気であるため、交代することはメキシコペソにとってプラスになりそうです。
有力候補は、与党の元メキシコシティー市長となっており、経済を後押ししているニアショアリングを軸とした政策は変更しないと考えられています。
ただし、財政拡大に踏み切ると、格付けが引き下げとなる可能性もあるため、注意が必要です。
アメリカの大統領選挙にも注目です。共和党の予備選挙ではトランプ前大統領が圧勝しています。もしトランプ氏が再び大統領となれば、メキシコの壁問題などが再び進み、メキシコペソの下落要因と考えられます。
最後に金融政策です。メキシコ中銀は、今年利下げに踏み切ると予想されています。
今のところ、4月以降が有力視されており、アメリカが先かメキシコが先か際どい状況です。もし、アメリカが先に利下げを行うと、金利差が変わらないことから、メキシコペソには追い風となりそうです。
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