【ドル円（USD/JPY）の週足チャート分析】
（2025年4月19日 05時54分時点の情報をもとにお伝えします）
ドル円は142.127で週の取引を終えました。前週比ではマイナス0.364円、下落率は0.25パーセントと、続落の流れが継続しています。
テクニカル分析です。
まず移動平均線ですが、13週・26週・52週のすべてが下向きに転じており、長期トレンドの下降基調が明確になっています。価格は3本すべての移動平均線を大きく下回っており、チャート形状からも戻り売り優勢の流れが読み取れます。
ボリンジャーバンドを見ると、バンド幅が拡大しながらローソク足が下限バンドを割り込んでおり、強い下方バイアスがかかっていることがわかります。このような状況では、一時的な反発があってもトレンドの方向性は下を示していると捉えられます。
RSIを見ると、短期が18.83、長期が16.91と、両方とも売られすぎ水準に達しています。テクニカル的には反発の余地があるものの、トレンドに逆らったポジションには注意が必要です。
今後の見通しです。
下落トレンドが継続しており、140円の節目割れが現実味を帯びてきています。仮に140円を割り込むと、次の下値メドは137円前後が視野に入ります。
一方、短期的には反発の余地もあり、143円〜144円台までの戻りが入る可能性も。ただし、その局面では戻り売りが入りやすく、トレンド反転には至らない可能性が高いと考えられます。
予想レンジは140.50〜144.00円。
地政学リスクや米金利動向、日銀の政策姿勢が引き続き材料視されます。ファンダメンタルズを含めた相場の地合いを見極めながら慎重な対応が求められる局面です。
以上、ドル円（USD/JPY）の週足分析でした。次週以降もトレンド継続の有無とともに、節目の攻防に注目が集まります。
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