中国　「春節」景気の低迷で“国内シフト”鮮明に　春節前後に移動する人の数は　のべ“90億人”　8割の“72億人”が自家用車での移動と予想｜TBS NEWS DIG

中国はきょうから旧正月「春節」の8連休です。今年は景気の低迷を背景に人々の行き先も国内シフトが鮮明となっています。

記者
「春節を迎えた中国・北京です。世界遺産故宮の周りも大勢の人でにぎわっています」

春節の連休初日、北京の中心部には、さっそく大勢の人が繰り出していました。

東部・山東省の観光客
「今年の夢は、息子の事業の成功と家族が健康でいることです」
南部・広東省の観光客
「お年玉がいっぱいほしい」

上海の観光地にも大晦日のきのうから多くの観光客が訪れています。

記者
「中国各地から集まった人たちが上海のキラキラした夜景を楽しんでいます」

政府の予測では今年、春節前後に移動する人の数は、のべ90億人です。このうち、8割の72億人が自家用車での移動と予想されていているほか、高速鉄道の利用者数も過去最多となる見込みで、中国国内を目的地とする移動が盛況のようです。

観光客
「やっぱり（海外旅行は）不便ですね。言葉も通じないし」

海外旅行は距離の近いアジアが人気で、10日の東京行きの便は9割ほどが埋まるなど、景気の低迷が続く中、節約志向で人々の行き先も近場が人気となっています。

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