濱本良一チャンネル⑮「人民元の国際化を考える」(収録日:2023年10月6日)

濱本良一:讀賣新聞 元論説委員・元中国総局長、国際教養大学元教授
霞山会刊行の月刊誌『東亜』で「中国の動向」を連載中の濱本氏が、中国を中心とするアジア情勢について、丁寧にわかりやすく解説します。本人の取材と他では聞けない豊富な情報に基づいて、毎回時事情勢に切り込みます。

第15回は、前回に引き続きキヤノングローバル戦略研究所研究主幹の岡嵜久美子氏をゲストにお招きして、人民元の国際化というテーマについて考えていきます。ドルやユーロなどと異なりハードカレンシーとしては認められていない人民元ですが、今世紀に入ってから「国際化」が主張されるようになり、その狙いと意図が注目されています。中国はグローバル金融危機の後、一部の貿易決済に導入するなど、積極的に人民元が使用される環境作りも進めています。一方で、中国が人民元の国際化を本気で目指すのであれば、資本取引の自由化を進める必要があるなど、残された課題は少なくありません。また、国家金融監督管理総局を新設した意味や、中国人民銀行総裁の突然の交代などについて、どのような背景があるのか見ていきます。

*テーマ:人民元の国際化を考える

動画
00:00 オープニング
01:21 岡嵜氏:「国際化」の意味
02:22 岡嵜氏:グローバル金融危機を契機として一部貿易決済に人民元を利用
07:33 岡嵜氏:外貨準備高が高い日本と中国
09:13 岡嵜氏:外貨準備構成について
10:45 岡嵜氏:人民元決済が拡大する背景
16:07 岡嵜氏:通貨スワップ
21:42 岡嵜氏:国家金融監督管理総局を新設した狙い
25:28 岡嵜氏:中国人民銀行総裁が突然交代した意味

※この内容は個人の見解であり、当会の公式見解ではありません。

#中国人民元 #グローバル金融危機 #外貨準備高

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です