アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻やスイスの金融大手・クレディ・スイスの経営不安で金融市場が動揺する中、各国の中央銀行は協調して、市場へのドルの供給を拡充すると発表しました。
スイスの金融最大手UBSは19日、スイス政府や中央銀行の支援を受け、クレディ・スイスを買収することで合意したと発表しました。買収総額は日本円でおよそ4300億円になる見通しです。
一方、日本やアメリカ、ヨーロッパなど6つの中央銀行は協調して、市場へのアメリカドルの供給を拡充します。
市場が混乱した際ドルの資金が不足しないよう金融機関に対して供給を支援するものです。
ただ、こうした支援策を受けても週明けの金融市場は不安がくすぶっています。
東京株式市場・日経平均株価の終値は2万7000円を割り込みました。また円相場は円高が急速に進みおよそ1か月ぶりに一時1ドル130円台をつけるなど、リスクを回避する動きが強まっています。
(2023年3月20日放送「news every.」より)
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