河野洋平元衆院議長は5日、中国の李強首相と会談し、1日に施行された改正「反スパイ法」を念頭に、懸念を伝えました。
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北京を訪問している「日本国際貿易促進協会」の代表団は5日、団長の河野氏のほか、沖縄県の玉城デニー知事や財界人などが同席し、李強首相と人民大会堂で会談しました。
会談で河野氏は1日の改正「反スパイ法」の施行を受け、現地の日系企業の間で不透明な拘束への警戒感が強まっていることを念頭に、「中国と経済交流をしたい人のモチベーションを下げないようお願いしたい」と、中国側に要望しました。
李強首相は、今回の訪中団を「高度に重視している」とした上で、日中関係については「ますます成熟したものにしていくべきだ」と強調したということです。
ただ、日本政府が今月23日に施行する半導体分野の輸出規制については、「世界経済を妨害するものだ」と懸念を表明しました。
(2023年7月6日放送)
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