南米サミット地域共通通貨を議論 中国シフト鮮明化(2023年5月31日)

 ブラジルで南米各国の首脳が集まるサミットが始まり、アメリカドル支配に対抗するため、地域共通通貨の創設が議論されます。

 議長国ブラジルのルラ大統領は30日、「貿易に利用する南米の共通通貨を創設に向けて議論を進めたい」と提案しました。

 共通通貨を導入したい背景には慢性的なドル不足があり、ブラジル政府はアルゼンチンとはすでに議論を深めているほか、今年から中国とはドルへ両替することなく、レアルと人民元での直接取引を始めています。

 ルラ大統領はG7広島サミットで、ドル支配の現状に疑問を投げかけ、アメリカのウクライナ支援を批判するなど、中国シフトを鮮明化しています。

 南米では左派寄りの政権が相次いで誕生していて、アメリカ一強の構図が変わりつつあり、グローバルサウスの動向に注目が集まります。
[テレ朝news]

10 件のコメント

  • 米は忙しく制裁しますか?
    米は頑張れ、制裁するかどうするか?
    ロシアに制裁、
    中国包囲網、
    ブラジルに何?

  • いや。借金を踏み倒している国もあるのに共通通貨って。
    怖い未来しか見えないのは私だけでしょうか。

  • EUみたいになれるなら、これも一つの手段だけどな。アメリカの都合でドルが使えなくなるリスクが顕在化した以上、自衛に走るのは国家運営としては間違っていない。

  • 日本では「アメリカが正義!」みたいな感覚が常識的になってるけど、こうやって見ると世界ではアメリカってけっこう嫌われてんのかねぇ。
    しかしそう思うと、なんでヨーロッパ諸国はあんなアメリカの言うこと聞くの?「老いては子に従え」みたいな感覚か?

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です