【冒頭30分】池上彰×入山章栄「仮想通貨がグローバル資本主義を崩壊させる?」

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◆社会≒企業にとって「お金」とはなにか?

 文藝春秋 電子版は、5月12日(金)20時より、ジャーナリストの池上彰さんと経営学者の入山章栄さんによるオンライン番組「仮想通貨がグローバル資本主義を崩壊させる?」を生配信します。

 昨年から池上さんと入山さんは文藝春秋 電子版上で対談シリーズを開始。歴史・ビジネス・軍事・経済など多岐に渡る領野について、「探索」と「深化」というキーワードで議論を繰り広げています。

 対談5回目となる今回のテーマは、「貨幣」。引き続き、今回も課題図書をあらかじめ池上さんに選書してもらいました。以下の4冊を読み込み、その知見をお二人がさらなる議論へとつなげます。

 1)岩井克人著『貨幣論』(ちくま学芸文庫、1998年)
 2)丸山俊一著『岩井克人「欲望の貨幣論」を語る』(東洋経済新報社、2020年)
 3)チョン・アウン著 生田美保訳『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら』(DU BOOKS、2023年)
    4)池上彰著『池上彰のお金の学校』(ちくまプリマー新書、2011年)

 池上さんは前掲書で、紙幣などお金そのものに価値が宿っているわけではないことを指摘し、「お金は、つき詰めると『信用』で成り立っている」と書きました。これまで池上さんと入山さん、お二人の対話は「宗教」と「経営」を軸に展開されてきましたが、「宗教」も「お金」もいずれもその根幹には不合理なものがあります。

 企業にとって給与か株価といった金銭的な価値はどのような意味を持つのか。仮想通貨にはどのような可能性と限界があるのか? 入山さんによる経営学の知見、池上さんの博識から「貨幣」のすべてを読み解きます。

4 件のコメント

  • 国家の通貨発行権や、経済法制、司法の差し押さえ権力、軍事力と国際法も視野に入れないと、現代経済や変動相場制における貨幣を論じるには足りないでしょう

  • だから共同幻想ではなくて、市場でデジタルとして数値化して交換価値に転化してるだけで、ポケモンカードでさえ瞬間瞬間に数値化してるというだけの話、根底にあるのは国家権力であって、執行性であり、権力であり軍事力だと認識しないとね。差し押さえの権力が価値の基盤になってる。

  • いやいや、マルクスの物象化論や商品論や労働価値説に洗脳されてるでしょ。岩井さんの貨幣論は素晴らしいけど、マルクスの通貨論を乗り越えないとね。法体系と国家権力、近代国家の成立と裏付けがないと、ドルの基軸通貨も、為替も説明できないでしょ。だから仮想通貨に期待してしまってる。

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